タイでクレジットカードを使った場合の換算レート
タイ国内のVISA加盟店、JCB加盟店でロイヤルオーキッドプラスVISAカード、ロイヤルオーキッドプラスJCBカードを使った場合にかかる手数料はどの程度なのでしょうか?
三井住友カード株式会社発行のロイヤルオーキッドプラスVISAカード(一般・ゴールド)をタイ国内のVISA加盟店でのショッピングに利用した場合は、タイのVISAセンターからアメリカの決済センターに売上データが到着した時点における、VISAインターナショナルが定める日本円/タイバーツ交換レートに、海外利用に係る事務処理コストとして1.63%をプラスした交換レートで日本円に換算されます。
レート換算日は、カード利用日のおよそ2日~4日後となります。但し、今では先進国ではほとんど見かけなくなりましたが、インプリンタで決済処理された場合(=カードのエンボス文字を伝票に転記する形で決済処理された場合)、レート換算までおよそ一ヶ月かかる場合もあります。
VISAインターナショナルが定める日本円/タイバーツ交換レートは、ほぼ売上データ到着日の電信仲値相場(Telegraphic Transfer Middle Rate)と考えていいでしょう。つまり、その日のスポットレートということです。
例えば、バンコクのお土産ショップでベンジャロン焼きのティーカップ&ソーサー(3,000タイバーツ)をロイヤルオーキッドプラスVISAカードで購入した場合、且つ、その決済データがアメリカのデータセンターに到着した時点のVISAインターナショナルが定める日本円/タイバーツ交換レートが1バーツ=2.5円の場合、2.5円×1.0163=2.54075円で換算され、日本円での請求金額は、3,000×2.54075=7622.25円となります。1.63%という海外利用時にかかる事務処理コストが掛からないと仮定した場合の請求金額は7,500円ですから、手数料として122.25円かかっていることになりますね。この手数料、高いと思いますか、それとも安いと思いますか?
次に、株式会社ジェーシービー発行のロイヤルオーキッドプラスJCBカード(一般・ゴールド)をタイ国内のJCB加盟店でのショッピングに利用した場合ですが、こちらの海外利用にかかる事務処理コストは1.60%となっています。
海外利用手数料に関しては、両カードの間に優劣はほぼないと見ていいでしょう。ちなみに、アメリカン・エキスプレス・カードの場合、一律2.0%、ダイナースクラブカードの場合およそ2.3%の手数料がかかります。